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短大を選択した方

短大を選択した方は、さらに勉強したいときには、四年制大学への編入の道もあります。また最近、文部科学省は「大学院入学資格の弾力化」を打ち出しています。それによりますと、短大卒業者でも、二十二歳以上の人で大学を卒業した者と同等の学力があると認められた人は、当該大学院の入学資格を認めることとしています。それから、短大の利点について少し触れます。短大から四大への編入の問題です。私は、いくつかの国立大学に勤務しましたが、最近、四年制大学では専門科目重視の方向にあります。したがって、教養教育については若干おろそかなのではないかと思っています。教養教育というのは、人間形成の上で大変大事なものであります。そこで、短大の英文科とか国文科で学び教養を身につけて、さらに向学心が湧いたら、四年制大学へ編入学をして専門性を身につけることも一案かと思うのです。そのほうが最初から○○大学法学部とか商学部とかに入学するよりはベターで、しかも道を誤らないですむかと思います。ただ、短大の英文、国文等の学科を選択した時は、就職時のことを考えて、情報処理技術(パソコン等)もバッチリ勉強しておきましょう。

大学合格者数ランキング

このところ年々週刊誌の「大学合格者数ランキング」記事が増えています。毎週のようにこうしたものの報道を浴びていると、無意識のうちに洗脳されるようで、「大学に合格させる力=私立中学の教育力」と捉えている保護者がかなりの割合でいます。受験業界のなかにもそうした見方をする人が少なくありません。また、私立中学側でも広告に、「全員が国公立・早慶上智大へ」「国公立・難関私立大合格者東日本トップ」などと表現しているのですから、保護者が「大学に合格させる力」こそが「私立中学の教育力」と思うようになっても無理のない状況です。私学には、「建学の精神」というものがあります。創立者が学校を設立したときの熱い思いが脈々と受け継がれている学校が少なくありません。「もっと英語の時間を増やして」という保護者からの強い要望があっても、「園芸」の授業をかたくなに維持し続けている学校、社会に貢献できる人を育てるということで全員がボランティア活動する学校……、そんな学校が数多くあります。学校案内を手に取ったときも、文章をよく読んでいけば、その学校が大切にしているものがわかってきます。そして、こうした部分にこそ、他ではなくその学校を選ぶ意味があるのだと思います。大学受験へのシステム以外の部分がどれだけ豊かかが、学校選びの一つの物差しとなるのではないでしょうか。

復習が足りないだけの問題

中高年以降で記憶が悪くなったという人は、復習が足りないだけの問題かもしれません。耳新しい情報やこれから学ぼうとする知識について、子どもが新たなことを学ぼうとするのと同じくらいに復習をしっかりやれば、年をとってからでも相当記憶ができるはずなのです。たしかに脳の神経細胞は加齢によって多少は減り、衰えはしますが、この程度の能力は十分に残っているのです。もう一つ大切なのは、予習です。大人になってからの強みは、若いころにない理解力です。つまり若い人や子どもとくらべて予習のときに理解しやすいので、それだけ新しいことが頭に入りやすいのです。この二つのポイントを押さえておけば、記憶が悪くなったと嘆くことはかなり減るはずです。