美しくあるために、老化を少しでも予防できたら……そう願う人は少なくないでしょう。人問の顔は年齢とともに老化現象を示していきます。これには人種差、その人の持って生まれた遺伝情報、後天的な紫外線などによるダメージ、栄養状態、精神状態などさまざまな要因が絡んでいます。それぞれを科学的に分析すれば、老化の現象をある程度説明することも可能です。とはいえ、あるひとりの人物を前にして、どうしてそのような老け方をしているのかという詳細な分析をすることは困難でしょう。しかし、皮膚およびその下部に存在する組織を老化という観点から分析することは、治療と予防の両面において重要になってきます。ここでは、皮膚、脂肪組織、筋肉、骨格、そして精神的な部分に分けて、それぞれが老化にどのように関係しているかを考えていきます。
よく、「水を飲んでも太る」と嘆く人がいます。でも、水だけで太るはずはありません。ただ、夜や寝る前に水分を摂ると、胃腸で吸収しきれず、むくんでしまう場合があります。ですから、体のむくみが気になる「水太り」タイプの人は、水分の摂り方に注意してください。以下のコツを守って飲むタイミングに気をつけましょう。まず、できるだけ午前中(朝起きた直後からお昼までの時間帯)に多めに摂ること。朝から昼までの午前中は、体が排泄モードの時間帯なので、水は飲んだら飲んだだけ「呼び水」になり排泄されます。だから、むくみが取れるのです。さらに、フルーツを食べると、フルーツに含まれるカリウムが作用して、利尿効果がさらに高まります。特に、むくみが気になるようでしたら、イチゴがおすすめ。イチゴにはカリウムがたくさん含まれていますので、むくみ防止に役立ちます。夏でしたらスイカやメロンも同様の効果があるので、朝食べるといいでしょう。また、水は夕方から夜にかけては控えめにしましょう。水分を蓄えやすい時間帯なのでむくみの原因になります。特に、一度に大量の水を飲むのは内臓に負担をかけ、体を冷やすのでいただけません。少ない量をこまめに飲むのが鉄則です。また、水太りタイプの方はトイレを我慢するのだけはやめること。すっきり排泄してむくみを蓄えないようにすることが大事です。さらに、冷えを防ぐために、氷入りの冷たい飲み物は避けてください。味は落ちても常温もしくはホットでいただくほうが、体が冷えません。
ある日、突然、立っていられない程の目まいや頭痛、吐き気がおそってくる。何も思いあたる節はなく、医者にいっても更年期障害や自律神経失調症で片付けられる。体調はいっこうに良くならず、日に日にひどくなっていく傾向すらある。ここ数年、こういった症状を訴える人が急増している。とくに女性に多いが、子供からお年寄りまで、年齢に偏りはない。どうしてこのようなことが起こるのか。いまのところ、原因は明らかにされていない。ただ、症状を訴える人たちの生活状況から判断すると、家の内装に使われる接着剤や、防虫剤、合成繊維など、普段、何気なく使っている化学物質に問題があるのではないかと考えられている。長年にわたり、大量のダニよけ剤を使い続けてきた女性が、ある日美容院に出かけ、パーマをかけた直後に、のどの痛みと微熱におそわれた。その症状はなかなか回復せず、家に戻ってじっとしているとかえって悪化していくようだった。その頃から、彼女は、身の周りにあるさまざまな化学物質に反応するようになる。香水や殺虫剤を使用すると激しい頭痛がし、合成繊維の洋服やシーツに触れると体がかゆくて仕方ない。やがて、住宅の壁に使用されていたビニール製の建材にも反応するようになり、引っ越しを余儀なくされた。これが「化学物質過敏症」といわれるものだ。ごく微量の化学物質によって、頭痛や吐き気、自律神経系の異常などをきたす症状だ。米国では、もう四十年も前から研究がすすめられている。長期間にわたり化学物質を蓄積していき、体が過敏になって、ちょっとした量の化学物質にも反応してしまうようになる。適切な治療法はなく、ビタミン剤を服用して解毒を促したり、サウナで汗を流して毒素の分解・排泄を促すなど、苦肉の策がとられている。
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