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結婚はあからさまな差別選別の道具

今日、結婚が差別を生む装置だと考える人はあまりいないかもしれない。しかし、ちょっと前まで(まさか今もということはないと思いたい)、結婚はあからさまな差別選別の道具だった。身内に病者や障害者がいるとか、被差別部落の出身だとかいう理由で結婚を反対されたカップルの話を、あなたも聞いたことがあるはずだ。この件にからんで、ひとつ特筆すべき事件がある。昭和天皇の結婚だ。二人の結婚は、一時、暗礁にのりあげたのだ。良子の母方、島津家に色覚異常の遺伝があるとされ、元老山県有朋らが婚約内定の取り消しを求めたのだった。世にいう「宮中某重大事件」である。結果的に山県らの主張はしりぞけられ、二人は予定通り結婚した。長州閥の山県が薩摩閥の島津家を快く思っていなかったせいだとの陰謀説もある。けれども、皇族の結婚が親族の遺伝的形質と結びつけられたこと。医師による調査が実際にも行われたこと。しかも、それが国民の知るところとなり、「皇統の純血」か「約束の履行」かをめぐって激しい議論に発展したこと。人々が結婚と優生思想の関係を学習するうえで、これは大きなトピックだったのではなかろうか。

親族たちの存在を気づかせる意図

民間伝承には、胞衣にはその子の霊魂がこもっていると信じられていることがわかる。とくに本体である赤子にこもっている霊魂の一部と思われていた。先の笑い声をあげるエナワライも、親族たちの存在を気づかせる意図があったらしい。三十年ほど前に八王子市の旧家の裏山で、その家の子どもたちの胞衣を埋めたというエナヅカ(胞衣塚)を見たことがある。家の裏手の林の一隅にあり、「胞衣塚」の標示があった。胞衣塚はエナを埋めて神聖視した塚であり、それまでも村の旧家で時折みかけたことがあるが、大体において誰々のエナだという記憶もあった。三重県安芸郡安濃町にあったエナヅカは中世の武将のものといって、近くに産湯に使った泉もあった。

相手の信頼と安心を得る両手使い

ものの受け渡しのほとんどは両手使いが基本。左右対称はバランスのよさを感じさせ、本能的に人に安心感を与えるものだが、ビジネスシーンにおいても同じことなのだ。お茶を飲むとき、書類を受け渡しするときなど、両手ですることを心がけてみよう。コピー用紙数枚でも、左手を添えるとていねい。もし片方の手に荷物やバッグがあるときは「片手で失礼いたします」と一言添えて。指先には人の視線を集める力がある。ものを指し示すときは、手のひらを上に向け、きちんと5本の指を揃えると美しく、的確に人の目をその方向へ向けることができる。美しさとわかりやすさは一体なのだ。対象物が遠くにある場合も人差し指で指差さす、腕を伸ばして示すこと。お手本はデパートのエレベーター係。プレゼンや案内の場面で、指先を揃えてビシッと決めよう。